カトマンドゥ観光に行くと、たとえばボウダナート/Boudhanathなど大きなストゥーパ(仏塔)や寺院を訪れます。
お参りする人びとが時計回りに歩きながら触っていくものがあります。皆が触ってくるくるまわっている不思議なもの。これがマニ車です。もしもカメラを持っていたら、写真のようなアングルで撮りたくなるかもしれません。
幼い頃、おばあさんに連れられて寺院によく行きました。皆がマニ車をまわすのがおもしろくて、遊び半分で真似したものです。まわそうとすると意外と重みを感じますが、しばらくカタカタまわりつづけます。
マニ車の中にはお経が入っていて、一回まわすと長い経文をよんだと同じ功徳を積むといいます。マニ車は英語でPrayer Wheel、まさに祈りの車輪です。
マニ車の意味を大きくなってから知ったとき、幼い自分は知らないでお経をとなえていたのだと妙に感心したことがあります。