代表的な南国フルーツのひとつ、マンゴー。マンゴーはネパール語でアプ/Aanpといいます。
カトマンドゥでは食事のときにマンゴーを一緒に食べることがあります。夏のシーズンになると、自転車にマンゴーをたくさん積んで売っています。
今日のネパールのことわざは、マンゴーの木の下で棒切れを投げて実を採ろうとしたときの様子を描いたものです。うまく実にあたればマンゴーが落ちてきますね。
ことわざには「なにかに挑戦して、うまくいけば得るものは大きい。もしも得られなくても、失うものは(ほとんどなく)気にすることはない」というニュアンスがあります。
たとえば、ある人が街を歩いていると宝くじを売っている小さな店を見かけました。案内には、たった100円で買えて、もしもあたれば1億円と書いてあります。その人は「あたったらすごいよ!あたらなくても損しないから買ってみよう」と、このことわざを言いながら宝くじを買いました。
挑戦してうまくいかなくても後悔することがない。うまくいけば幸運で、あまり真剣に悩む必要がない場面にぴったりのことわざです。
ネパール語のことわざ
「アエ アプ ゴエ ジャタロ」(直訳:きたらマンゴーいったらジャタロ)
Aaye=くる
Aanp=マンゴー
Gaye=いったら
Jhataaro=ジャタロ*直訳が難しい言葉でジャタロとしています