もしもネパールで「パンを食べますか?」ときかれて「はい、食べます」とこたえたら・・・出てくるのは食べ物にはちがいありませんが、意外なものです。日本のパンとは見た目も味も別物で驚くはず。
ちなみに、私が初めて日本で「パン」という単語を耳にしたときは、びっくりしました。ネパールと同じパンが日本にもある?!と勘違いしたのです。
ネパールのパン/Paanとは、コショウ科のつる植物の葉っぱに、いろいろなスパイスや実などをうまく混ぜて包んだ嗜好品のこと。食後に食べることが多いです。
葉っぱそのものは、消化をたすけたり胃を丈夫にするなど有用なものです。一方、嗜好品のパンは包む中身で味や効能もさまざま。食後にかむと口のなかが赤くなるパンがよく売られています。ほかにもドライフルーツや砂糖を包んだパンがあって、甘い味を好んで食べるこどもたちもいます。