ネパール人の知り合いと久しぶりに会って「太りましたね!」と挨拶されたらどう思いますか?
きっと、驚くだけでなく「いきなり、なんと失礼なことを!」と内心怒りを感じるかもしれません。
ところが、ここで怒るのは見当違いです。なぜなら、相手にまったく悪気はないのです。それどころか「感じのよい挨拶」をしたと思っているはずです。
もともとネパールでは「やせている」のは生活が厳しいとか、病気を連想することがあります。裕福な人はふくよかだというわけです。昔であれば、お腹がぽっこり出ている男性はお金持ち、という良いイメージがあったほどです。いまは太ってお腹が出ている人が多いし、さすがにカッコいいとは思われません。
とはいえ、ネパールではやせていると周りからあれこれ言われたり、本人も気にすることがいまもあります。