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象が通り抜けようとしたけれど │ ことわざ

文化

象が通り抜けようとしたけれど │ ことわざ

10月 9, 2022
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地上最大の動物といえば象。今日のネパールのことわざは象が主役です。象のことをネパール語でハッティ/Hattiといいます。

一頭の象が門をくぐり抜けようとしていました。その門は象の胴体ぎりぎりの大きさです。はらはらしながら見守っていると・・・なんとか無事に通り抜けた!と思った最後の瞬間、小さなしっぽが引っかかって通れませんでした。

このことわざは「ありえない」失敗をしたり、物事が台無しになってしまう場面で使われます。

たとえば、ある人が会社で新規プロジェクトの立ち上げを任されました。関係者を説得し、協力してもらい、連日遅くまで働いて、ようやくプロジェクト始動まであと一歩となりました。残るは、たった1枚の追加書類を出すだけです。

そして追加書類を無事提出したはず・・・が、ひとつの記載ミスで新規プロジェクトは延期になってしまったのです。

「ああ、こんなミスをするなんて・・・ありえない!」と嘆きながら後悔するとき、このことわざを使います。


ネパール語のことわざ
「ハッティ チリョ プチャル アダキョウ」(直訳:象は入る、尻尾は引っかかる)

Hatti=象
Chirnu=入る
Puchar=尻尾
Adakanu=ひっかかる

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