12月も半ば、本格的に寒くなってきました。冷えは万病のもと。体が温まるのみもので元気に過ごしたいものです。
ネパールで日常的に使うスパイス(香辛料)には体を温める効能があります。
たとえばターメリック。スパイスのターメリックは、ウコンの根茎を乾燥させて粉末にしたものです。カトマンドゥのスパイス屋さんでは鮮やかな黄金色のターメリックが山盛りで売られています。
ターメリックは優秀なスパイスで、血の巡りをよくしてくれます。ほかにも炎症を鎮めてくれたり、殺菌や抗酸化作用もあります。
少量でも料理に加えると独特の風味があり色もきれいになります。いわゆる「カレーの黄色」のもとになるスパイスです。
カトマンドゥも12月に入って朝晩は冷え込むようです。寒さを感じたとき、さっと手軽につくる温かいのみものがあります。
用意するのはジンジャー(しょうが)とターメリック、好みで塩少々。
まずは小鍋にお湯を沸かしてすりおろしたジンジャーを入れます。そのあとターメリックと塩を少々加えて出来上がり。
とてもシンプルですが、体が芯から温まり、スパイスの効能で健康になる一杯です。