甘党・辛党という日本語がありますが、甘いものやお酒は世界各地にあります。たとえばネパールにも揚げてシロップに漬けた甘いお菓子とか。
あとは甘い飲み物といえば、やはりミルクティーでしょうか。ネパールでチヤ/Chiyaといったりします。寒い日の朝、熱々の甘いミルクティーは幸せに感じます。朝の時間だけでなく一日に何杯ものむことがあります。
普段、家でつくるミルクティーの甘さは各家庭でそれぞれです。ときには、かなり甘く感じるミルクティーがあります。海外から来た人が初めて口にしたら驚く甘さかもしれません。
ここで、ひとつネパール語を学ぶ小話を。
初めてカトマンドゥを訪れた、ある日本人旅行者がミルクティーをふるまわれた。その人は甘い甘いミルクティーをのむのが初めてだった。そして口をつけたとたん、あまりの甘さに反射的に「アマイ!」と叫んでしまった。周りにいたネパール人が皆びっくりしたような顔で見ていた・・・。
実は、ネパール語にアマイ/Ammaiという言葉があります。この言葉は「甘い味」という意味ではなく、驚いたときなどの感嘆詞。日本語でいえば「あらまあ」とか「あらあら」「おやまあ」「ありゃりゃ」etc.という感じです。
お茶をのんで驚くようなことがなにかあったのか?!と思われたのですね。同じ音にきこえる言葉でも意味がちがうとおもしろいものです。
ネパール語
Ammai=あらまあ!のような感嘆詞