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藁で編んだネパールの敷物

ライフスタイル

藁で編んだネパールの敷物

11月 24, 2022
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秋は収穫の季節。ネパールでは10月から11月にかけて稲刈りをします。

稲刈りが終われば、たくさんの藁(わら)ができます。ネパールでも藁でつくられた、さまざまな道具(生活用具、民具)が日常的に使われてきました。

たとえば昔のカトマンドゥではどの家にもあった藁で編んだ敷物。ネパール語でスクル/Sukul、ネワール語ではスク/Sukuといいます。

スクルには、いろいろなサイズや形があります。ひとりが座る円いものもありますが、カトマンドゥでスクルといえば長いものが独特です。祭りや儀式、あるいは大勢がずらりと並んで食べる宴には欠かせません。

大家族だったこどもの頃、普段の食事でもスクルを敷いていました。食事のたびに広げ、使わないときはロール状に丸めて部屋の隅に立てています。

スクルを敷くお手伝いをよくしました。ずっしりとしたスクルを敷きたい場所に寝かせて置き直します。手で勢いよく押すと自然にくるくる広がります。お手伝いというより遊びのようで楽しかったものです。

ネパールで現在も使われている藁で編んだ敷物「スクル(スク)」

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